COLLECTION 所蔵品の紹介

(写真)

作品名赤楽茶碗 銘・瑞雲棚
時代-
作者十五代吉左衛門
データ楽焼茶碗の名門、十五代吉左衛門作の赤楽茶碗。宗慶を始祖とし、長次郎を初代とする楽本家は、代々、楽茶碗を作り続けてきた。
本作は、楽焼茶碗の代表ともいえる「赤焼」。もう一つの代表として「黒楽茶碗」がある。
コメント楽茶碗の起源は、足利義植の時代、朝鮮から我が国に帰化した阿米夜が京都上長者町西洞院東入に住んで、瓦職のかたわら手づくね(手ひねり)の手法で一種の柔らかい焼物を試み、この焼物が当時の茶人などの目にかなって、のちの楽焼の始祖となったことに始まります。この阿米夜は帰化名を宗慶、通称を弥吉といいましたが、やがて今日まで連綿として続く楽家の基礎を定めました。
十五代吉左衛門は、その名門の正当な末流となる人であり、今に当時の伝統を伝えるとともに、さらに昇華させて、我が国の伝統芸術の一端を担っています。

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