COLLECTION 所蔵品の紹介

(写真)

作品名古萩茶碗
時代江戸
作者初代坂高麗左衛門
データ古萩焼の代表作の一つである、初代坂高麗左衛門作の茶碗。萩焼にはさまざまな種類があるが、萩の毛利家が茶道に熱心だったことから、味わい深い芸術性の高い茶碗が数多く作られた。
コメント萩焼は、萩市を中心として山口県下で作られた焼物の総称でもあります。
その起源は、大阪に来ていた朝鮮の陶工・李勺光を、豊臣秀吉が毛利輝元に預けたことに始まります。毛利家はその後、長州・萩に改易されたので、李勺光もこれに従って萩に移り、城下の松本村字中ノ倉に開窯します。その後、弟李敬を朝鮮から呼び寄せ協力し萩焼の原点を作りました。李敬は帰化して初め坂倉の姓を名乗りましたが、後に坂の姓に改め、寛永二年に毛利家から「高麗左衛門」の日本名を賜わり、藩の御抱窯として代々この名前を世襲して現在に及んでいます。
したがって、初代坂高麗左衛門の焼物は、まさに萩焼の原点そのものといえるでしょう。

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